7月17日(金)から19日(日)までの2泊3日、びわこ成蹊スポーツ大学では、生物多様性をテーマとした授業「ベーシックキャンプ」(1年次生対象)を実施しました。38名の学生が高島市朽木の「森林公園くつきの森」に集い、自然環境の中で多様な学びを深めました。
今回の実習では、米国のナチュラリストであるジョセフ・コーネル氏が提唱した自然体験学習の手法「フローラーニング」の考え方を取り入れ、「熱意を呼び起こす」「感覚を研ぎ澄ます」「自然を直接体験する」「インスピレーションを分かち合う」の4段階を重視したプログラムを展開しました。森林や河川など複数の生態系や、そこに生息するさまざまな生物への理解を深めることを目的に、宿泊型のキャンプ活動を通した、「生物多様性」をテーマとした環境教育を実践しました。

▲開校式の様子
実習では、夜の森を散策するミニナイトハイクやネイチャーゲームをはじめ、森林や河川に生息する生きものを採集・観察するグループ活動「アウトドアハンティング」、沢登りを通した水生生物の観察などを実施。また、ブラックライトを活用した灯火採集「ライフ・ギャザリング・アート」では、昼間とは異なる夜の自然の姿についても理解を深めました。
さらに、屋外スクリーンを活用した「アウトドアナイトシアター」では、滋賀県大津市在住の昆虫写真家・今森光彦氏のドキュメンタリー作品『オーレリアンの庭 四季を楽しむ里山暮らし』を鑑賞。里山における生物多様性や人と自然との関わりについて学ぶ機会となりました。
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▲写真左上より時計回りに:ナイトシアターと灯火採集、「アウトドアハンティング」での昆虫採集、沢歩きの様子※
キャンプ生活では、テント設営や野外炊事にも取り組みました。学生たちは役割を分担しながら協力して活動し、野外活動に必要な基礎的技能を身に付けるとともに、協調性や主体性、コミュニケーション能力を育みました。
最終日には、3日間の体験を振り返るネイチャーゲーム「フォールド・ポエム」を実施しました。学生たちは自然の中で感じたことや発見したことを言葉で表現し、それぞれの学びや気づきを共有しました。
本実習を通して、学生たちは里山の豊かな生態系や生物多様性への理解を深めるとともに、自然と人との関わりや仲間と協働することの重要性について学びました。
※沢歩きの活動で使用したヘルメットは、太陽生命保険株式会社様よりお借りしました。安全な活動環境の整備にご協力いただきましたことに感謝申し上げます。