中川宏治准教授(アウトドアスポーツコース)が、4月18日から24日にかけてインドネシア・ジョクジャカルタにあるガジャ・マダ大学で開催された国際学会「
第3回 Forest Culture Science in Asia(FOCUS‑Asia 2026)」において、ポスター発表部門で第4位入賞という優れた評価を受けました。
本学会は、アジア各地の森林文化や地域社会との関わりを多角的に研究する国際的な学会であり、中川准教授は「森林の多様性と地域文化(Forest Diversity and Local Culture)」をテーマに研究成果を発表しました。研究内容の独創性に加え、表現方法の両面が高く評価され、今回の受賞につながりました。
- ▲ポスター発表を行う中川准教授
- 【研究内容】
本研究では、滋賀県大津市・比良山麓地域において、地域に受け継がれてきた森林と人々の暮らしの関係に着目し、それらがどのように記録・発信されているかを分析しました。行政が作成した文化財資料と、市民団体による散策マップを比較した結果、散策マップでは、炭焼きや石材運搬、山の信仰など、森林と生活が結びついていた具体的な営みを、現地の風景を見ながら説明できる場所—石積み、棚田、社寺参道、集落と山を結ぶ昔からの道など—が多く選ばれていることが明らかになりました。これらの成果から、身近な風景の中に残る歴史や記憶に着目し、森林文化を「資料として保存する」だけでなく、「歩きながら理解し、語り継ぐ」形で共有していくことの重要性を示しました。
- ▶ポスター発表の内容